縫製


deteでは、制作物のデザインや強度、お客様の好みや予算に応じて手縫いとミシン縫いを使い分けています。




手縫い






手縫いは菱目打ちというフォーク状の工具を使って貫通しない程度に穴を開け、菱錐というキリで一つ一つ穴を貫通させながら縫い進めます。



当店では、9本目から12本目と、それと同等のサイズの菱目打ちを使用しております。菱目打ちの○本目、●本目という数字は一寸(約30mm)あたりの縫い目の数を示し、数が大きくなるほど細かい縫い目に仕上がります。


11本目



9本目


細かいステッチの方が繊細に仕上がり上等とされますが、縫う部分の厚みや全体のバランス、縫い糸の太さなどを考慮しながら菱目打ちを選定します。


菱錐です。購入した時には刃の形状が不ぞろいで、刃も付いていません。好みの長さ、幅、厚みに削り、常に砥ぎ上げた状態で使用します。細かい縫い目をきれいに仕上げる為には、細く仕立てた菱錐をよく砥いで使うことが大切です。




ミシン縫い