革のお手入れについて

長年革製品を扱っているdeteのおすすめするお手入れ方法をご紹介します。お手入れといっても難しいことは無いので、サラっと読んでお役立ていただければ幸いです。

 

ケア方法

購入したらまずこれ

  1. ブラッシング
  2. 防水スプレー

 

防水スプレーは、購入したら真っ先に行うべきもの。その際、下処理として必ずブラッシングを先に行うようにしてください。

使ったあとのお手入れ

  1. ブラッシング
以上。普段のお手入れはこれだけ。埃を払い、汚れをかき出します。シザーケースにはエアダスターです。  

 

2週間〜1ヶ月に一度(毎日使う場合)

  1. ブラッシング
  2. 防水スプレー
使っていくうちに防水スプレーの効果は薄れていきます。状況によって効果の弱まり方は変わりますが、雨に濡れたり手に触れたりする機会が多いと、マメなケアが必要です。 使う頻度が少ない場合は、ケアの感覚も長くてかまいません。

 

革が乾いてきたと感じたら

  1. ブラッシング
  2. 防水スプレー
  3. 日陰干し
  4. 保湿(ゲルorクリーム)
  5. ブラッシング
この段階のケアは、期間を目安にするのが難しいので、革が乾いてきたらという表現にしています。
 例外的に、元々パサついたような革の場合(ヌメ革など)は、数ヶ月に一度など、様子を見ながら定期的に行ってください。
 当店で扱っているELBAMTTやE.geminiなどは、元々含んだ油分が多く、また、抜けにくい脂を含んでいる為、かなり長いこと使い込まない限りは、加脂や保湿を行う必要がありません。 
過去の事例で、3年間手入れをせずに使ったシザーケースでも、クリームやゲルによるケアの必要がなかったケースもあります。  

 

汚れてしまったら

顔料染の革の場合、消しゴムで軽くこすってあげると汚れが目立たなくなることがあります。油や水分とともに染み込んでしまっている汚れは、プロに任せましょう。あいにく、私はその道のプロではありません。 そうならない為に、日頃のブラッシングを欠かさず、革表面に汚れを溜めないことを習慣付けましょう。
    

ケアに使う道具、ケア剤

数あるケア用品、ケア剤の中にも、おすすめできるものとそうでないものがあります。  

 

防水スプレー

  フッ素樹脂フッ化炭素樹脂を主成分とするスプレーを使ってください。過去のブログで、アマゾン激安防水スプレーと、Collonilの王道防水スプレーの効果を比較検証しています。

 

保湿クリーム/ゲル

デリケートな革製品向き、カーフレザー用などと記載のあるケア剤を使ってください。 ニーフットオイル、ミンクオイルなど、動物性の油脂は、革に与える影響が強すぎて、革質を大きく変えてしまう恐れがあります。使用は推奨しません。  

 

ブラシ

汚れ取り、防水スプレーのケア剤を伸ばしたあとの仕上げに使います。馬毛や化繊毛のブラシがおすすめです。
ブログで、用途ごとのおすすめのブラシを紹介しております。