アトリエと使用工具

道具紹介6 接着に使ういろいろ

道具紹介6回目。

今回は接着に使う3つの道具を一度にご紹介します。

接着する対象物の形や素材によって、それぞれを使い分けたり併用したりします。

~ローラー~

広い範囲をベタ貼りする際、ムラ無く圧着するのに便利です。

接着する面積によって幅の広いものと狭いものを使い分けます。

~ハンマー~ (下画像 左)

言わずと知れた金槌です。

片面は釘を打つ平面に、反対面は、叩いた痕を残さないようになだらかに出っ張った曲面でできています。古い言葉で玄翁といわれるタイプの金槌です。

局部的に強い力を加えることができるので、小さなパーツや縫い目をしっかりと接着させたい時に使います。

~エンマ~ (上画像 右)

はさむ部分が平面になっており、対象物を押しつぶす為に使われるヤットコです。

広い範囲を圧着するのには使えませんが、幅の狭い部分に使用するにはとても便利な道具です。先端には薄く漉いた革を貼り、対象物を傷つけないように配慮して使います。

この道具がなぜエンマと呼ばれているのかは、ここでうんちくの一つも語れれば、少しはさまにもなろうかと思いますが・・・。というのは、もともとエンマと呼ばれた道具は、和釘を抜く為に使われたもので、はさむ先端は平面ではなく、釘を抜くのに特化した(人差し指と親指で作るOKサインのような)形をしています。

時代と共にその釘抜きのエンマは需要が減り(現在は製靴道具店で見かけます)、どのような経緯で、革製品作りに使われるこの道具がエンマと呼ばれるに至ったのか。探ればこぼれ話の一つや二つは付いてきそうな気がして、詳しい方のお話を聞けたら楽しいんじゃないかと思います。

ちなみに、エンマ釘抜きの先端が刃になったものは食い切りといい、カシメや釘を切ったり、ファスナーのムシを切り離したりするのに使います。

 食い切り(釘抜きのエンマは食い切りの刃を潰したような形状)

釘抜きのエンマと閻魔大王にゆかりがあることは言わずもがなですが、古典落語の「粗忽の使者」で、大工が侍のお尻をつねるのに使ったのもエンマです。さぞかし痛かったことと察します。

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