アトリエと使用工具

道具紹介3 菱目打ち

工具紹介の第3回目。

菱錐と同じく、基本的にミシン縫いには不要ですが手縫いには必要不可欠な道具。

あらかじめ引いておいた縫い線に沿ってこの菱目打ちをあて、木槌などで叩いて革に縫い穴をあけます。

穴をあけるといっても、この道具で穴を深く空けてしまうと表面の縫い穴が広がってしまい、縫い目の美しさも強度も失われてしまい本末転倒です。そこで必要になるのが、前回紹介した菱錐です。これらの道具は二つで一つ。どちらも自分に馴染むよう削り、砥ぎ上げてから使います。

以前メーカーの方に、「菱目は砥ぐ必要は無い。」と言われたことがありますが、買ったばかりの菱目と、切れるくらいに砥ぎ上げたそれとでは、縫いの正確性に明らかな差が出ます。

買ったばかりの状態でも穴をあけることはできますが、出来るだけ小さく、均等な穴を開ける為には、やはり買い手が一手間加える必要があるように思います。

直線は大きい方で。曲線部分は歯が二本の小さい方で。

次回第四回目は「念を入れる」について。

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