製品へのこだわり

革がなじむってどゆこと?

当店の商品は牛革を使用しています。「革製品は使えば使うほど味が出て手になじむ」という話をよく耳にしますが、それがどういうことなのかをお話ししようと思います。

  1. 牛ヌメ革について
  2. 革とステッチについて

1、牛ヌメ革について

まず当店で使用している牛革についてですが、特別の記載(この商品はクロムなめしですといったような)がない場合は全て国産のヌメ革(タンニンなめし革)を使用しています。ヌメ革と一口に言ってもいろいろな革がありますが、その中でも特に手間のかかるピット槽なめしという製法の「本ヌメ革」が当店で使用している革です。この革は昔ながらの環境に害の少ない製法で作られます。手間はかかりますが、格別に丈夫で使えば使うほど色艶が増していきます。

定番革のバケッタとソフトオイルはオイルがたっぷり入った柔らかめの革ですが、その他のヌメ革は最初は少しコシが強いです。その為、商品によっては届いたばかりの段階では

「もっと柔らかい方がよかった」

と感じるお客様もいるかもしれません。もちろん柔らかい方が使いやすい商品もたくさんありますが、deteはあえて最初はコシのあるヌメ革製品をおススメしています。なぜかというと、革は使う人が望む望まないに関わらず、次第に繊維がほぐれて柔らかくなってくるものだからです。

言い換えれば、「なじむ」というのは革の繊維が壊れていく過程をつづった言葉に過ぎません。最初から繊維がほぐれた、柔らかい革というものは、お渡しする時がベストな質感ですが、deteの商品はそうではありません。使い始めて1年後、5年後、使用状況によっては10年たって始めて完成するような、ゆったりとした成長の中で永いお付き合いをしていける商品です。

2、革とステッチについて

革はなじんでいくものというお話をしましたが、ステッチを入れる事によって強度を出し、革が伸びるのを防ぐことができます。ブックカバーを例にとってお話しますと・・・↓

deteのブックカバーは右側の表紙ポケットから背表紙を通って左側の帯までステッチを通しています。

このステッチにより、上下のステッチ部分は伸びにくくなり、それ以外の部分は本の形に合わせて形を変えていってくれます。

ブックカバーのなじんだ姿

約一年使ったブックカバーです。革の角が丸くなっているのがおわかりいただけるでしょうか?ステッチが縮んだのではなく、ステッチのない部分が本の形に合わせて変形することによって丸みを帯びています。こうして本を包み込むようなフィット感が出るのです。

このフィット感を出す為、手作業でロウを引いた太糸を使い手縫いでステッチを入れています。次は内側の写真をごらんください。

使い込んだブックカバーの裏側

本の背の形に合わせてくぼみができ、革にクセがついています。裏地をつけてしまうとこのクセはできにくくなります。


なじみよりもとにかく耐久性を優先するとしたら、革で裏貼りしたするのがベターかと思います。deteは耐久性とのバランスをとりながら、ブックカバーに最適な厚さの革を特注で仕入れております。

今日では各ブランド、各工房さんがいろいろなニーズに合わせた革製品をいろいろ製法で製作しています。一概にどれが優れていると断言することは難しいのですが、自分に合った製品を作っているお店をじっくりと選んでいただきたいと思います。

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